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December 04, 2004

吉田修一とスガシカオ

出張帰り、電車で読む本を探しに本屋へ。
目に留まったのが、
パーク・ライフです。
芥川賞を受賞したということで、
気にはなっていたのですが、
なかなか本を買うまでにいたりませんでした。

今回、買ってしまった要因のひとつに、
文庫本の帯に書かれていた
村上龍さんの言葉です。

「何かが常に始まろうとしているが、まだ何も始まっていない」 という、現代に特有の居心地の悪さと、 不気味なユーモアと、 ほんのわずかな、あるのかどうかさえはっきりしない 希望のようなものを獲得することに成功している

”あるのかどうかさえはっきりしない希望”
を描いた小説ですよ。
実際、読んでみると、まさにこの言葉がぴったりとはまります。

”どうしようもない日常”の中にある、
かすかに見え隠れする希望。
何か、この”どうしようもない感じ”が、
何故だかとても気持ちよいのです。

それは、僕自身が
”どうしようもない日常”を送っているからでしょうか?

吉田修一さんの本を読んで、
この感じ、何かに似ているなあと感じたのですが、
それは、スガシカオさんの歌でした。

スガシカオさんも、
”どうしようもない日常”を歌わせたら、
右に出るものがない程の
歌手だと思います。
(それが、すごいことかどうかはわかりませんが、
僕にとっては、とても凄いことなのです。)


スガシカオを聞きながら、
吉田修一を読むと、
国内最大級の
”どうしようもない”感を味わえそうです。

でも、こんな歌や本を聞いたり、読んでたりすると、
僕の日常も”どうしようもない”感じになっちゃいそうなので、
もっとポジティブな歌を聴かなくては。

と、いうことで”ウルフルズ”を聞きながら、
吼えろペン 1 (1)
を読もう。

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